【USM/S7】受け偽装スカーフドラン軸詰ませサイクル【最高2047】

    USMのS7にて使用したパーティを紹介します。

【使用構築】

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【構築経緯】

 色々なパーティを使用していく中で、メガボーマンダf:id:captainPoke:20180107150515p:plainスカーフヒードランf:id:captainPoke:20180107150521p:plainポリゴン2f:id:captainPoke:20180107150513p:plainという並びが多くの相手に選出できると感じたのでここからパーティ構築を開始しました。スカーフヒードランの奇襲で数的有利をとり、楽にサイクルを回しつつ、詰ませ性能の高いポケモンで相手を詰ませていくということをコンセプトとしています。スカーフ読みされると苦しい展開に陥りやすいためどうしたら読まれにくいか考えた結果、受けサイクル偽装を行うこととしました。
 残りの枠には、この並びを単騎で崩しうるf:id:captainPoke:20180107151818p:plainf:id:captainPoke:20180111220742p:plainf:id:captainPoke:20180111220820p:plainに対面から勝つことができ、受けサイクルで採用されることもあるメガガルーラf:id:captainPoke:20180107151316p:plainを裏メガ枠として採用しました。また、水、電気と胞子の一貫切りを目的とし、サイクル性能の高いカットロトムf:id:captainPoke:20180107150517p:plainを採用しました。ここまででは相手の受けを崩す術に貧しいため、崩し役として詰ませ性能も高く受け偽装にもなる瞑想クレセリアf:id:captainPoke:20180107150528p:plainを採用し構築が完成しました。

 

ポケモン紹介】

ボーマンダ@ボーマンダナイト いかく→スカイスキン

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わんぱく 201(244)-166(4)-187(156)-c-114(28)-150(76)  ※メガ後

おんがえし/りゅうのまい/みがわり/はねやすめ

【単体考察】腕白メガボーマンダについて - キョンのポケモンメモ帳

 いつもお世話になっているこちらの調整を今期も使用させていただきました。
 並びの相性としてランドロスを型問わず出されることが多いので積極的に起点にしていきます。また単ノーマルが2体パーティにいるためルカリオバシャーモ軸にも積極的に選出していきます。ミミッキュの威嚇無しフレンドタイムで乱数落ちするようになってはしまいましたがZと化けの皮の消費後は起点にできるため、立ち回り次第にはなりますがミミッキュに強いメガ枠として選出することは未だに可能だと思います。

選出率2位

 

 

ヒードラン@こだわりスカーフ もらいび

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おくびょう 167(4)-a-127(4)-182(252)-128(12)-138(228) 

オーバーヒート/ラスターカノン/だいちのちから/めざめるパワー氷

 

C:ぶっぱ

S:135族抜き

D:DL調整

H,B:端数

 

 普通のCSスカーフヒードラン、だけど本構築の核。メタグロス、コケコ、ゲンガー、ルカリオあたりをオーバーヒートで落とす、あるいは大きく削って数的有利を狙っていきます。特にメタグロスは初手に来ることが多く(マンダガルーラ意識でしょうか)落とすことでマンダで詰めに行くルートをとりやすいです。わざわざ受け偽装を行っているためスカーフは読まれないものとして動きました。テテフやミミッキュと偶発対面しても引かれることはあまりないどころか挑発や剣舞が飛んでくることも多かったので偽装戦術が生きていると感じました。
 耐性と素の耐久が優秀なためCSでもサイクル介入できる点も相性が良いです。一方でオーバーヒートを連発するため起点になりやすく裏でのケアが重要となります。
 技構成としては、火力不足なため最高打点のオーバーヒート、フェアリーへの遂行と一致安定打点としてのラスターカノン、ミラーやアーゴヨンに撃っていく大地の力までは確定で、最後の枠は悩みましたが良く出されるランドロスと並び的にあまり出されないが後述のポケモンの型の都合上出されると崩壊されかねないボーマンダ意識でめざめるパワー氷にしました。

選出率1位

 

 

ポリゴン2@しんかのきせき トレース

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ずぶとい 191(244)-a-145(172)-125-115-92(92)

ほうでん/どくどく/みがわり/じこさいせい

 

H:奇数最大値

HB:4振りテッカグヤのヘビーボンバーを身代わりが耐え

HD:4振りテッカグヤのラスターカノンを身代わりが耐え

S:4振り70族抜き

 

 身代わりを搭載したHBポリゴン2。スカーフドランを起点にしてくるギャラドス意識でトレースでの採用。マンダポリ2は有名な並びでもありゲッコウガメタグロスなどのマンダの天敵からの引き先として非常に優秀なのは言うまでも無いでしょう。
 本構築では詰ませ役を担わせるために身代わりを採用しました。これによりポリゴン2の処理を耐久ポケモンの毒で狙ってくる相手に対し優位に立つことができます。身代わりを活かすために同族やテッカグヤ等を意識してかなりSを伸ばしています。副産物として麻痺したメタグロスを抜くことができるので怯みによる突破はほとんどされませんでした。
 技構成としては前述の理由から身代わり、受けとして必須の自己再生、耐久ポケモンを倒す必要があるため毒々、カグヤへの打点となり麻痺の狙える放電としました。

選出率4位

 

 

ガルーラ@ガルーラナイト きもったま→おやこあい

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しんちょう 211(244)-151(44)-121(4)-c-145(92)-136(124)  ※メガ後

おんがえし/じしん/がんせきふうじ/けたぐり

 

H:奇数最大値

HD:特化メガリザードンYの晴れオーバーヒート耐え

S:最速メガバンギラス抜き

A:あまり

B:端数

 

 対面性能を高めた慎重HDベースのメガガルーラリザードン意識の調整でありレートで見る技はXY含め全て耐えるので岩封から入れば鬼火以外全て良い展開になると思います。地震もちが増えた関係上リザードンはマンダかガルーラで見るようにしたいです。
 アーゴヨンゲッコウガ、テテフ、コケコあたりにも少なくとも対面では有利なのでマンダとの補完は結構とれていると思います。アーゴヨン以外には火力が足りず岩封から入る必要があるため引かれて温存されてしまいますが、後出しされる耐久ポケモンは裏の身代わりの起点にすれば良く、耐久ポケモン以外はガルーラへの後出しは難しいと思います。
 技構成としては、一致安定打点の恩返し、自身の火力不足解消と起点回避のための岩石封じ、アーゴヨン、リザX意識の地震、パーティ単位でバンギラスが非常に重たいのでピンポイント気味ではあるがけたぐりを採用しました。ガルーラの岩封は2回当たるのが本当に強いです。
 受けサイクルに採用されるガルーラは毒+猫不意で縛っていくものがメジャーだと少なくとも自分は思っているので、その点で技範囲と耐久振りで意表が突けるかもと思いましたがこちらはあまり実感できませんでした。

選出率6位

 

 

カットロトム@とつげきチョッキ ふゆう

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ひかえめ 151(204)-a-128(4)-165(196)-129(12)-118(92) 

10まんボルト/ボルトチェンジ/リーフストーム/めざめるパワー氷

 

C:11n

BD:DL調整

S:4振りミミッキュ抜き

H:あまり、なるべく高く

 

 HCチョッキカットム。水、電気、胞子の一貫を切る目的で採用。特にアシレーヌやレヒレが重くなりがちなので火力を落とさず繰り出し回数を増やせるチョッキでの採用としました。水タイプ対面で草と電気の一貫する方を選べるというのが対水枠として非常に優秀です。ガッサやジャローダ対面で胞子や睨み無効な上後攻ボルチェンから有利対面を作れる、宿り木無効鋼半減なのでカグヤに対しかなり後投げできる等固有タイプによる独特な仕事が多いです。
 技構成としては一致技の10万ボルトとリーフストーム、対面操作のボルトチェンジ、草やレボルトへの一応の打点及び重めなガブマンダ意識でめざめるパワー氷を採用しました。
 使っていく上で物理技を耐えてボルチェンの展開も多かったので混乱実の採用も考えましたがアーゴヨン、ゲンガー、テテフに対しボルチェンを押す択が作れるチョッキのままでいきました(交換読みでドランが落ちると厳しく、またドランで確定が取れないため少し削りたい)。正直自分でも全然開拓しきれてはていないと思うのでこれからも使用していきたいですし、もっと色んな人が開拓していって欲しいポケモンの1体となりました。

選出率5位

 

 

クレセリア@エスパーZ ふゆう

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おだやか 227(252)-a-141(4)-96(4)-166(4)-136(244) 

サイコショック/つきのひかり/みがわり/めいそう

 

H:ぶっぱ

S:70族抜き抜き(速いレヒレ意識)

BCD:端数振り分け

 

 身代わり瞑想エスパーZクレセリア。主に受け系のパーティを崩すために採用。似たことができてよく使われるラティアスとの差別化は身代わりが地球投げを耐えることと読まれないことです。ガルクレセドランの並びが構成されるのでまず身代わり瞑想は読まれないでしょう。バシャーモの取り巻きによくいるレボルト、テテフ、レヒレ等にも相手の構成次第ではありますが強く出られるのでバシャーモ軸をマンダと合わせ優位に立ちやすいです。
 エスパーZ採用の理由としてはレボルト等の積み合いをしてくる相手に瞬間的な火力で迅速処理すること、6回瞑想を積んでもサイコショックがヤドランに余裕で受けられること、1瞑想ショック+ショックでドヒドイデが落ちないためにZが無ければ黒い霧持ちに勝てないことが理由です。副産物としてはたき落とすのダメージが低くなるのが結構役立ちました。
 相手の毒ドランもクレセリアで見ていて最速ドランはあまりいないと思っていたので穏やかでの採用にしましたが、意外といたので臆病も一考かもしれません。ただレボルトを意識しているので穏やかの耐久力も捨てがたかったです。
 技構成としては崩しに必要な身代わりと瞑想、回復ソースの月の光、ウェポンとしてエスパーZと合わせ疑似的に両刀となり崩し性能が高まるサイコショックを採用しました。

選出率3位

 

 

 

【結果】

 この構築の最高レートは2047となりました。以下がそのときとなりますが改めて見ると対戦数があれですね。今期はマンダ逆風な新要素の追加に伴いかなり苦戦してしまいました。自分がボーマンダのスペックに頼りきっていてプレイヤーとしての実力はまだまだ未熟であることを痛感するばかりでした。一応この並びができてから2000に乗るまでの戦績をPGLにて確認したところ(開始レートは忘れちゃいましたが)55戦36勝19敗でした。USMの新要素もあり対戦数をこなすこと自体はとても楽しかったのですが今後は勝てる構築にもっとスマートにたどり着けるように精進していきたいです。今シーズンは終盤に事情により忙しくなるので、あとは来期に向けまったりと潜れたらなと思います。
 最後に対戦してくださった方々、ありがとうございました。

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