【USM/S9】ケロケロ構築【最高2045】
USMのS9にて使用したパーティを紹介します。
【使用構築】
【構築経緯】
毎シーズンに苦戦を強いられていたため明確に有利が取れるメガフシギバナから構築をスタート。前期の構築を色々見ると吠えるを突破できないパーティがそれなりに見られたのでこれを軸にしました。ここに前期話題となったステルスロック+吠える+抜きエースの戦術を取り入れ、吠える搭載によるこちらからの突破力の低下を補おうと考えました。
で厳しいポケモンとしてが主に挙げられるので、それらを意識し、ステルスロック要員としてウツロイド、抜きエースとしてテッカグヤとゲッコウガをそれぞれ採用しました。また2体のエースが数値受けに弱いことから、崩し重視のエースとしてボーマンダとウルガモスを採用しました。
使用していく上でを崩し重視より普通のエース運用した方が良いと判断したため型を変更、それに伴いをより崩しに特化させた型に変更し構築が決定しました。
【ポケモン紹介】
道具:フシギバナイト
特性:ようりょくそ→あついしぼう
性格:おだやか
実数値:187(252)-a-155(92)-143(4)-176(156)-101(4) ※メガ後
技構成:ヘドロばくだん/ほえる/やどりぎのたね/こうごうせい
~調整~
H:ぶっぱ
D:11n
HD:C155ゲッコウガの一致れいとうビームをメガ前+メガ後で確定耐え
特化ラティアスの眼鏡サイコキネシス確定耐え
HB:特化ミミッキュの A↑2シャドクロZ最高乱数切り耐え
C,S:端数
構築の核となる穏やか吠えるメガフシギバナ。積み技でフシギバナの突破を狙うパーティには吠える+光合成で突破されないことも多いです。そこにステルスロックを絡め、抜きエースでの一掃を狙います。調整は役割対象的にD方面を厚くし、良い感じに両受けが可能でした。
また、このポケモンとの相性補完を意識した取り巻きで固めているため、フシギバナを受けの主体としたサイクル選出を行うことも可能です。エースの補助に努める動き、自身が詰め筋となる動きの両方が非常に優秀であり大体のパーティに選出しました。
技構成としては、コンセプトである削りと起点回避の吠える、再生技の光合成、一貫した削りのできる宿り木、1ウェポンとなるため最も汎用性の高そうなヘドロ爆弾としました。
選出率1位
道具:きあいのタスキ
特性:ビーストブースト
性格:おくびょう
実数値:185(4)-a-67-179(252)-151-170(252)
技構成:ヘドロウェーブ/パワージェム/アシッドボム/ステルスロック
ステルスロック要員の襷ウツロイド。初手ステルスロック要員として採用。基本的に初手投げし、有利対面は攻撃、不利対面は雑にステルスロックを撒いていきます。初手対面からミミッキュ等に起点にされる展開がまずいのでアシッドボムを採用し、せめてもの起点回避を行いました。アシッドボムを持つことで数値受けに対し少し削りを入れて流すことができるのもエースを通すという動きと相性がいいです。
技構成としては、コンセプトであるステルスロック、先述の理由からアシッドボム、役割対象に打つ一致技のヘドロウェーブとパワージェムです。毒期待のヘド爆も一考ですが、無振りテテフへの乱数考慮でヘドウェです(ヘド爆→62.5%、ヘドウェ→93.7%の乱数1発)。
選出率2位
道具:ヒコウZ
特性:ビーストブースト
性格:ひかえめ
実数値:173(4)-a-123-174(252)-121-113(252)
技構成:エアスラッシュ/ラスターカノン/かえんほうしゃ/ボディパージ
CSヒコウZテッカグヤ。ボディパージ搭載のエースとして採用。共に相性補完が優秀で、フシギバナを突破するポケモンの多くを起点にできます。若干足りない火力をステルスロック+吠えるによる削りで補うことができ、並びから受けサイクルに見えこの型の警戒が薄くなる等、この構築に適した抜きエースだと思います。
技構成としては、一貫性が高く怯みにより再生連打を許さないエアスラッシュ、一致打点でありフェアリーに撃っていくラスターカノン、補完に優れ鋼に撃っていく火炎放射、抜きエースとなるためのボディパージとしました。
選出率4位
道具:ミズZ
特性:へんげんじざい
性格:おくびょう
実数値:147-a-87-155(252)-92(4)-191(252)
技構成:れいとうビーム/めざめるパワー炎/ハイドロカノン/みがわり
【S7使用構築】夏色恋花火 2ROM2100達成【最高最終2109】 - 留王のおしごと!
こちらの構成を参考にした身代わり変幻自在ゲッコウガ。フシギバナに起点を作る能力がないため相手のパーティを削っている状態で積まずに制圧できるエースとして採用しました。
の並びに崩されることが多かったので、ゲッコウガの選出を歪められないように、上記の記事を参考に身代わりを採用しました。その他にも、エスパー技で拘った相手に出し、引き際に身代わりを張る動きも便利でした。また、フシギバナの宿り木とも好相性で、吠える回避のため1体に残して積んでくる動きに対し、宿り木を入れて身代り連打でeasy winとなることが多かったです。
1体のエースで全抜きを狙うこの構築では、対面からミミッキュに勝てることがとても重要で、単体性能もそこまで落とさないこの型は非常に使いやすく強力でした。
選出率3位
道具:ウイのみ
特性:ほのおのからだ
性格:ひかえめ
実数値:191(244)-a-91(44)-171(4)-135(76)-138(140)
技構成:ほのおのまい/ギガドレイン/めざめるパワー氷/ちょうのまい
~調整~
H:奇数最大値(ステロ2回で木の実発動のため4nではなく奇数)
HB:A197グロスのかみなりパンチ2耐え
HD:C147コケコのEF10万Z確定耐え
S:1舞で135族抜き
C:端数
耐久振り混乱実ウルガモス。3体目の抜きエースとして採用。他のエースを通しづらいメタグロス軸を意識した調整とし、持ち物は無理矢理複数回舞ったり、ほんのりミミッキュに強くなる混乱実を採用しました。起点作成を行う構築ではないため、起点範囲を広げる耐久振りで、足りない火力はやはりステルスロックで補います。
技構成としては、一致安定打点の炎の舞、水意識のギガドレイン、4倍意識のめざパ氷、エース運用に必須な蝶舞としました。環境への通りはかなり良く、流行りの構成であるのも頷けました。
選出率6位
道具:ドラゴンZ
特性:じしんかじょう
性格:いじっぱり
実数値:173(20)-203(236)-101(4)-117-118(140)-134(108)
技構成:げきりん/じしん/かえんほうしゃ/りゅうのまい
~調整~
A:ステロ+ A↑1Z逆鱗でHB特化スイクンが81.2%の高乱数1発
HD:無振りポリゴン2のれいとうビーム確定耐え
HB:火傷状態のA197グロスのれいとうパンチ確定耐え
S:1舞で130族抜き
AD両刀ドラゴンZ自信過剰ボーマンダ。電気+鋼、特にの絡んだサイクルや数値受けを含む並びが崩せなかったため採用。電気タイプはフシギバナで流せるためその隙に積んでサイクル崩壊を狙います。
特性は後出しトレースポリゴン2を突破するために威嚇ではなく自信過剰。起点範囲が狭まるため汎用性は損なうものの、崩し性能、抜き性能は大きく向上するためこの枠には適していると考えました。
技構成としてはZに乗せる最高火力の逆鱗、補完が優れ鋼に撃っていく地震、一部の受けループと4倍意識の火炎放射、崩しとエース運用に必須な龍舞としました。
選出率5位
【選出】
基本選出は
+ + から1体
の形です。ステルスロック、あるいはフシギバナによる削りが不要な場合には積みリレーの形をとったエース2枚、3枚の選出をします。また、相手によってはサイクル選出を行いフシギバナでの詰めやサイクル下で隙を見ての全抜きを狙います。
エースで抜いていく展開を狙うかフシギバナで詰める展開を狙うかを選出段階で見極めることが重要だと思いました。
【結果】
この構築では最高レートは2045となりました。また、自分としてはかなり速い段階で2ROM2000を達成でき、前期までの反省を活かせたのかなと思っています。加えて同構築での2ROM2000というのは初めてでありとても嬉しく思っています。ただ、それだけに自身が壁に感じている2050を超えられなかったこと、目標である2100を目指すラインにすら立てなかったことは悔しい思いでいっぱいです。この思いを糧に来シーズンも精一杯頑張ります。
最後に対戦してくださった方々、ありがとうございました。
【最後に】
この構築のQRパーティを公開しました。使って下さると嬉しいです!