【USM/S15】演目「Six KARMA Bullets」【最高・最終2102】
USMのS15に使用したパーティを紹介します。
【使用構築】
【構築経緯】
あかとんぼさんのS12構築の使用感が良かったため自分用にアレンジする方向で構築をスタート。
ヤチェの実ガブリアス始動のステロ抜き展開に毒とエースの身代わりによる崩しや詰めの要素を加えた攻撃的なパーティという認識です。
6体でとりわけ使用感の良かった3体はそのまま採用しました。次に元記事にガルーラ軸が重いとあり、崩し枠も必要なためゴツメサザンドラを採用しました。またアーゴヨンが出せない場合にカプ・レヒレやテッカグヤが非常に重たくなったのでサンダーを採用しました。最後に胞子の一貫切りと対ドラゴンを意識してカプ・レヒレを採用し構築を決定しました。
本記事内で完結するように記述しているため元記事と重複する部分がありますがご了承ください。
【ポケモン紹介】
道具:ヤチェのみ
特性:さめはだ
性格:ようき
実数値:189(44)-150-115-c-133(220)-168(244)
技構成:がんせきふうじ/どくどく/ステルスロック/ほえる
~調整~*1
HD:特化カプ・テテフのムーンフォース最高乱数切り耐え
S:100族抜き
DSベースのヤチェガブリアス。ステロ展開の始動要員として採用。ヤチェによりステロ展開を行う上で厳しくなるゲッコウガに対してS操作 + ステロができます。加えて誘う数値受けに毒を刺し後発の身代わりと併せて詰めていくのがコンセプトになります。最後の枠は相手の身代わりに弱くなるため起点回避意識で吠えるです。後発がステロに依存した性能なため基本的に先発で選出します。
②ハッサム
道具:ハッサムナイト
特性:ライトメタル→テクニシャン
性格:いじっぱり
実数値:175(236)-221(244)-160-c-120-99(28) ※メガ後
技構成:バレットパンチ/はたきおとす/とんぼがえり/つるぎのまい
~調整~
H:16n-1
A:あまり
S:S↓1準速ミミッキュ抜き
HAメガハッサム。クッションとエースを兼ねたメガ枠で構築の軸として採用です。アーゴヨンとの補完が良く最低限のサイクルを回しながら削りを入れどちらかの通しを狙います。
起点になりやすく後発で切り返しづらい構築なので蜻蛉返りが非常に重要な技になります。元記事にもある通り、役割対象であっても安易に突破せず蜻蛉を絡め後発で処理、最後に掃除役として残す動きを徹底しました。叩き落とすは抜きエースになる際の補完に加え、カビゴンやポリゴン2が重いため採用です。
道具:ドクZ
特性:ビーストブースト
性格:おくびょう
実数値:149(4)-a-93-178(244)-94(4)-190(252)
技構成:ヘドロウェーブ/だいもんじ/めざめるパワー地面/みがわり
身代わり毒Zアーゴヨン。Z枠の抜きエースでハッサムと併せて軸として採用です。先発でS操作をしたポケモンが流れた場合でもブーストにより優位を保てる点がエースとして適しています。有利対面で身代わりを張り、後発を見てから有効打を撃っていくのが基本になります。その際にヒードラン入りもスムーズに崩せるめざパ地面を採用です。
毒Zは耐久振りミミッキュでもステロと併せ落とすことができます。また炎技は威力重視の大文字で、特にメタグロスをハッサムの蜻蛉と併せ落としきれます。これによりミミッキュやメタグロス+炎のような並びでもハッサムが蜻蛉を安定して撃つことができ、ハッサム共々選出し易さが格段に上がります。反面崩し性能を放棄しているため取り巻きに崩し要素を多く持たせました。相手視点で崩し枠が誤認されていると感じることが多かったのは副産物として良かった点です。
道具:ゴツゴツメット
特性:ふゆう
性格:おくびょう
実数値:199(252)-a-110-145-111(4)-165(252)
技構成:あくのはどう/ちょうはつ/みがわり/はねやすめ
HSゴツメサザンドラ。崩し枠兼対ガルーラ軸要員として採用で、受けに寄ったパーティまで崩せるポケモンとして選択しました。挑発+羽での削りが基本でグライオンやドヒドイデまでしっかり崩せるように身代わりも採用しました。持ち物はラッキーへの遂行や対ガルーラ性能をある程度持てるゴツゴツメットです。ガルーラには後投げから勝てる訳ではないものの削れば裏で処理ができ、また取り巻きのギルガルドにも有利が付くのが優秀です。再生力2体のサイクルやヤミラミ+再生力を単体では崩しきれないのが難点ですが、崩し枠と対ガルーラ要員を圧縮できるのが最大の魅力です。加えてコンセプトの毒と自然と噛み合い相性が良いです。
⑤サンダー
道具:たべのこし
特性:プレッシャー
性格:おくびょう
実数値:193(220)-a-109(28)-146(4)-111(4)-167(252)
技構成:ほうでん/どくどく/まもる/みがわり
~調整~
H:16n + 1
B < D
S:最速
前期構築で使用したHS残飯まもみがサンダー。アーゴヨンの出せないレヒレ入りやテッカグヤが重いため取り巻き込みで有利の付きやすいサンダーの採用です。基本軸が地面が重いため一貫切りの意味も大きいです。
毒撒きとターン稼ぎの両方がこなせてコンセプトと噛み合う毒まもみが型で採用しました。初手で数的有利を狙い後発に毒を刺して退場、アーゴヨンの身代わり連打で削ってブーストの起点にする流れが理想的です。
道具:こだわりスカーフ
特性:ミストメイカー
性格:ひかえめ
実数値:145-a-135-161(252)-151(4)-137(252)
技構成:ムーンフォース/なみのり/れいとうビーム/トリック
CSスカーフレヒレ。相手のドラゴンとキノガッサが重いことから採用。ハッサムやアーゴヨンと併せて胞子の一貫を切ります。相手のアーゴヨンに強引に後投げしハッサムの圏内まで削れるようにスカーフを持たせ、重めなバシャーモを意識して控えめにしました。ガブリアスが出せない場合の対ゲッコウガ要員や火力は低いものの通しエースにもなれて広い役割をこなせるのが魅力です。
技構成は一致安定技のムーンフォースと波乗り、ドラゴンにより通りやすい冷凍ビーム、緩めの崩しが担えるトリックとしました。
【選出】
・基本選出
or + +
ステロや毒を絡めた抜き展開が基本でこれが通るかを最初に考えます。通らない場合はサイクル気味な選出になりやすいため相手に対応するように選出します。
【結果】
この構築での最高最終レートは2102となりました。今シーズンはかなり苦戦したものの強力な構築の力を借りて最終日に良い結果を出すことができ、また形は異なるもののかねてより使っていたアゴハッサムの並びで結果を出せて嬉しい限りです。元記事作成者のあかとんぼさんには本当に感謝です。
7世代も終わりが近づいているのでやり残したことのないよう今後のシーズンも頑張ります。最後に対戦してくださったみなさん、ありがとうございました。
*1:スカーフテテフ対面の出落ちが気になったため元記事よりD方面を伸ばして使用しました。物理方面はかなり落ちるので一長一短です。