【USM/S10】暴王の月ゲコマンダ【最高2010】

USMのS10に使用したパーティを紹介します。

【使用構築】

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【構築経緯】

 3体のメガポケモンf:id:captainPoke:20180111220742p:plain f:id:captainPoke:20180312004301p:plain f:id:captainPoke:20180312004015p:plainの竦みにより環境が回っているという話を聞いたので、環境読みの苦手な自分はこれらの3軸に優位に戦えるパーティを目指しました。地震持ちメガボーマンダf:id:captainPoke:20180312004015p:plainであればこれらにしっかりとした打点を持てるため構築の軸に決定しました。これらのメガ枠に対面から勝てる訳ではないため、後投げから攻撃圏内まで削るクッション枠としてバンギラスf:id:captainPoke:20180111220820p:plainハッサムf:id:captainPoke:20180613202608p:plainを採用しました。
 エース + クッションという軸であるため残りの枠はサイクル戦を意識して構築を組んでいました。しかし色々試してもどうしても受けきれないポケモンが数体いてしまうこと、ボーマンダが動かしづらい時にパーティパワーが大きく落ちることが気になりました。そこで受けづらいポケモンの潰しと第2の攻めの軸としてスカーフゲッコウガf:id:captainPoke:20180312002906p:plainを採用しました。
 残りの枠には崩しができるタイプ補完として、カプ・レヒレf:id:captainPoke:20180613202823p:plain霊獣ボルトロスf:id:captainPoke:20180613202918p:plainを採用し構築を決定しました。


ポケモン紹介】

ボーマンダ

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道具:ボーマンダナイト
特性:いかく→スカイスキン
性格:ようき
実数値:170-197(252)-150-c-111(4)-189(252)  ※メガ後
技構成:すてみタックル/じしん/りゅうのまい/はねやすめ

 構築の軸となる最速ASメガボーマンダ。全ての構築に選出する事を目指しました。不特定多数を相手取ることを考え、ミラーも意識し最速までSを伸ばしました。舞わずにf:id:captainPoke:20180702001304p:plain f:id:captainPoke:20180312004301p:plain f:id:captainPoke:20180702001314p:plainなど、1舞で大体のスカーフ持ちや天候エースを抜ける点が魅力的です。火力も不特定多数を縛れるように振り切って威力の高い捨て身での採用にしました。取り巻きのポケモンで相手パーティを削りボーマンダの一貫を取っていくシンプルな動きを狙います。A197捨て身は調整ラインの一つであるため少しの削りで一貫を狙いやすいです。
 技構成としてはメインウェポンの捨て身、補完の地震、抜き性能を持たせる龍舞、サイクルと捨て身反動の体力管理のための羽休めとしました。実際に絶対選出とはいきませんでしたが、かなりの選出率を誇り相応の活躍をしました。

選出率1位

 

 

バンギラス

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道具:ゴツゴツメット
特性:すなおこし
性格:わんぱく
実数値:207(252)-154-169(188)-c-120-90(68) 
技構成:がんせきふうじ/イカサマ/おいうち/ステルスロック

~調整~
HB:ステロ + A↑1特化リザードンXの逆鱗を最高乱数切りで耐える
S:大体の剣舞ガルドを抜けるライン

 HBゴツメバンギラスf:id:captainPoke:20180111220742p:plain f:id:captainPoke:20180312004015p:plain f:id:captainPoke:20180702001450p:plainを主に意識したクッション要員として採用。後投げからS関係をリセットした上でこちらのボーマンダ圏内に押し込むための技構成と持ち物にしました。数値が高く並の特殊も受けに行く事ができ、ミストフィールドを絡め厄介なアーゴヨンに後投げ出来るのも優秀です。役割がなくなった場合でも砂とゴツメで削る動きができるので、余裕があればとっておくように心がけました。
 技構成としては、S上昇をリセットできる岩封、サイクルカットからエースを通せる追い討ち、多くの調整を崩せるステルスロック、物理アタッカーへの打点と起点回避意識のイカサマとしました。

選出率4位

 

ハッサム

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道具:バンジのみ
特性:テクニシャン
性格:わんぱく
実数値:177(252)-151(4)-167(252)-c-100-85
技構成:バレットパンチ/とんぼがえり/おいうち/はねやすめ

~調整~
HB:特化ミミッキュのA↑2シャドクロZを耐えるために特化
A:端数
S:ブラッキーとのS関係をはっきりさせるため無振り

 HB混乱実ハッサムf:id:captainPoke:20180312004301p:plain f:id:captainPoke:20180107152608p:plainを主に意識したクッション要員として採用。火力のない物理に対しては受けに行くことができ、蜻蛉で繋いでいきます。ミミッキュに後投げから最低でも2回行動することと、対グロス入りサイクルの安定感を増すために混乱実を持たせました。
 追い討ちを採用する事でミミッキュの皮を剥ぐこと、メタグロスボーマンダの舞地震圏内に入れることを1サイクルで確実に遂行できます。蜻蛉と追い討ちは安定択となりやすく有利そうな方を選んでいきます。一部の麻痺起点系構築に対し蜻蛉で繋ぐことでeasy win出来るのも魅力です。
 技構成としてはクッション枠として優秀な蜻蛉、上記の理由から追い討ち、ミミッキュへの打点とスイープ役、削り役に期待しバレットパンチメタグロスに勝つための羽休めとしました。

選出率5位

  

 

ゲッコウガ

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道具:こだわりスカーフ
特性:へんげんじざい
性格:さみしがり
実数値:147-161(252)-78-123-92(4)-174(252) 
技構成:ダストシュート/とんぼがえり/いわなだれ/れいとうビーム

 ASスカーフゲッコウガ。構築における第2の軸として採用しました。奇襲、ストッパー、通しエースとしての性能をどれも高水準で満たすスカーフ持ちとして非常に強力なポケモンです。奇襲の仕掛け易さや蜻蛉による削りと対面操作ができる点から先発性能が高いです。ダストシュートは外し負けを差し引いてもお釣りが来るほど強力な技なので積極的に使っていました。(あまり撃たずに済む構築や選出、立ち回りができていればというのは反省点の一つではあります。)
 ボーマンダより速いポケモンを処理しボーマンダを通したり、対面操作を駆使しゲッコウガを通すなど第2の軸として非常に優秀でした。
 技構成としてはフェアリーに刺し奇襲性能の高いダスト、ストッパー性能が高く弱点を付きやすい岩雪崩、対面操作ができ火力もしっかりでる蜻蛉、4倍意識の冷凍ビームとしました。

選出率2位

 

 

カプ・レヒレ

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道具:カプZ
特性:ミストメイカ
性格:おくびょう
実数値:177(252)-a-135-116(4)-150-150(252) 
技構成:ムーンフォース/しおみず/しぜんのいかり/ちょうはつ

 最速HS専用Zカプ・レヒレ。主に耐久ポケモンの崩しとフィールドの強力さから採用。カプZを持つ事で上からワンパンされない限り仕事ができ、フィールドも展開できるため先発性能が高く、基本的にゲッコウガとレヒレのどちらかを初手に投げます。崩しだけで無く対面的な動きも強く非常に対応範囲が広いものの疲弊しやすいので、雑に動かすか温存するかを見極めるのが重要でした。
 技構成としてはZの媒介且つ安定した削りの自然の怒り、Zと併せ多くを縛れる塩水、安定打点のムーンフォース、耐久崩しとギミックへの対応になり得る挑発としました。

選出率3位

 

 

⑥霊獣ボルトロス

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道具:カクトウZ
特性:ちくでん
性格:ひかえめ
実数値:185(244)-a-95(36)-182(4)-112(92)-139(140)
技構成:10まんボルト/めざめるパワー氷/きあいだま/わるだくみ

~調整~
HB:ステロ + A↑1特化メガボーマンダの恩返し最高乱数切り耐え
HD:C155ゲッコウガのカノンZ確定耐え
S:準速FCロトム抜き
C:端数

 HDベース悪巧み格闘Zボルトロス。受けサイクルの崩しとして採用。多くのボーマンダ受けに強く出られるように格闘Zを持たせました。レヒレやクッション枠による追い討ち、ボーマンダと併せ大体の受けサイクルに戦えると考えました。耐久振りにより対面性能、サイクル性能もそれなりに高く、パーティ単位での火力の低さを補うこともできました。
 技構成としては安定打点の10万、補完のめざパ氷、Zの媒介の気合玉、崩しに必須の悪巧みとしました。

選出率6位

 

まとめると...

ボーマンダを通したいf:id:captainPoke:20180312004015p:plain 
→クッション枠による追い討ちや定数ダメージで圏内まで削る f:id:captainPoke:20180111220820p:plain f:id:captainPoke:20180613202608p:plain
→高耐久ポケモンは崩し枠で処理 f:id:captainPoke:20180613202823p:plain f:id:captainPoke:20180613202918p:plain
→より速いポケモンは龍舞、あるいはゲッコウガで処理 f:id:captainPoke:20180312002906p:plain

ボーマンダが通せない時は f:id:captainPoke:20180709180230p:plainf:id:captainPoke:20180312004015p:plain
→高速ポケモンが多い場合はゲッコウガを通す f:id:captainPoke:20180312002906p:plain
→耐久ポケモンが多い場合はボルトロスを通す f:id:captainPoke:20180613202918p:plain

 

 

【結果】

  この構築での最高レートは2010になりました。今回はかなりサイクルに比重を置いたパーティとなり、個人的にいつもと違う系統のパーティで2000に乗れたことは良い経験になったと思っています。デフレシーズンだったため最高更新には及ばなくても2000で割と満足していたのですが、終盤には結局良い結果を出していた人が大勢いたのでやっぱり悔しい気持ちになってしまいました。来シーズンこそは、もっと上に行けるよう頑張ります。
 最後に対戦してくださった方々、ありがとうございました。

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